感触遊びはなぜおすすめか?/ヒトツナ

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さて、本日のブログは「感触遊び」についてお話致します。
新年度に入り一か月が過ぎ、ゴールデンウィークもはさみ、こどもたちの新生活は適応と混乱を行ったり来たりしている状況かと思います。
この時期のこどもたちは新しい環境の中で、自分の力をどれだけ発揮できるか、自分の声がどこまで届くか、自分を誰かが見ていてくれるか、必死になりますね。
行動も声も大きくなり、「困ったな」と感じたり叱られたりする場面が増える事と思います。
一方、そういったストレスや不安が内向的に現れるお子さんについては自傷行為等が見られることもあるのではないでしょうか。
普段と違うこどもの行動は、何かきっと理由があると思います。一方、その「理由」となった何かに、こどもたちはまだ自分では気づけていない可能性もあります。
こどもの記憶は、発達段階に応じて高次化していきますので、初めは「出来事」そのものは不快であっても、それがどういった意味なのかが分からなかったり、説明が出来ないことはよくあり、自己理解や他者理解、出来事に対する大人の介入(言葉かけや遊びの中での再現等)を通じて、次第に、自分自身の経験や自分自身に起きた物語を言葉で伝える力がついていきます。
このような、自分自身の経験や物語を他者に伝えるということは、単純に語彙の理解だけでなく、感情、思考、読解力などから自らの考えをまとめ、それをさらに「他者にわかりやすく伝える」という大変高い能力が必要になってくるとわかります。
発達支援においても「自分の気持ちを言葉で伝えられるようになってほしい」という目標はよくあると思いますが、そのお子さんの発達段階的には、もしかするとまだ自分自身の体に入ってくる刺激(感覚)を処理するだけで精一杯で、常に恐怖や不安を感じながらそこにいるのかもしれません。
そのため、それにより行動的・身体的に不適応行動が表れたとき、「何が嫌だったの」、「喋れるんだから言葉で言ってね」とこどもに迫ることは、もしかするとその子にとっては何が何だか「今は」分からないが、とにかく心身の危機的状況、という可能性も考えられます。
そんなときにオススメなのが「五感」を癒すプログラムです。
ネガティブな思考がめぐっている状況のときは、「今、この瞬間」に意識を向けることが一番のリラクゼーションにつながります!
五感を味わうプログラムは、今この瞬間に集中でき少しの間でも、こどもの心身がおだやかに癒される活動になると思います。
また、物を仲立ちに大人もこどもも対等でいられる遊びなので、自然と会話がつながったり、要求がでづらいお子さんも自然と発話のキッカケができるなど、様々なねらいを持つことができますよ。
★感触遊びの例
砂遊び、色水遊び、絵具遊び、粘土・スライム遊び、片栗粉の実験、お花紙やコーヒーフィルターを使った工作・実験、新聞紙遊び等
★注意点
感覚は人それぞれ得意不得意があり、怖いと感じるか心地よいと感じるかの個人差が大きいです。怖いと感じるお子さんには無理強いせず、その子の楽しめる遊び方を進めていきます♪
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